Shufumin日記

のんびりデザイナー続けているひとの雑記ブログです

【Spine】×【After Effects】動くバナー作成

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Game Graphic Design Advent Calendar 2019の12月18日分の記事です。
※自由研究を眺める感覚で読んでもらえると幸いです。

前置き

Spineを使ってアニメーションが作れるようになれば動きのあるUIの制作にも
役立つのではないかと私は思ったので、今回『動くイケメンバナー』にチャレンジしました。
学んだことを、かいつまんでまとめています。作り方の解説ではありません。

こういうのつくりたい!を描いたラフ

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【Spine】

Spineで2Dイラストのアニメーションを作る手順は過去記事に書いているので
記事 ① イラストのパーツ分け/Spine上でデータを配置する
記事 ② シンプルなアニメーションを作る
興味のある方はご確認ください。今回は5つのアニメーションを作成しました。

1.キャラ基本の動き(目パチ+口パク) 2.目を閉じている状態 3.腕を曲げる、口パク 4.腕を上げる 5.腕を下す

今回はアニメーション作成後、動画データとして書き出す方法をご紹介します。

アニメーションデータの書き出し

メニュー>エクスポート>今回は以下の設定で書き出しました。
f:id:yuumin5220:20191208144042p:plain なぜビデオの形式をMOVにしたのか
エンコーディング:背景『透明』にして書き出せるため。

After Effects

After Effectsをちゃんと使ったのは今回初めてだったので、

環境構築:自動保存の間隔を短く設定する (※超重要)
初期設定のままだと自動保存の期間が20分に1回(私の場合)になっていて何度か絶望

編集>環境設定>自動保存>保存の間隔(5分)とかにして、自動保存の場所を
ユーザー定義の場所に設定する→自動保存されるデータの場所を1本化。
(プロジェクトフォルダがごちゃつかなくて済む)

カメラの設定

キャラクターの顔アップ~<引きの部分を作りました。

■ カメラとヌルオブジェクト作り方(参考にしたやり方) 1.右クリック>新規>カメラ>OK 2.新規>ヌル>3Dレイヤーに変更>カメラのレイヤーを選択>キーボードの【P】(位置の値をコピー)>ヌルオブジェクトレイヤーにCtrl+V 3.カメラレイヤーの右側にある蚊取り線香みたいなアイコンをクリックしてヌルレイヤーに引っ張る(リンクされる) ヌルレイヤーの位置を動かしてカメラの位置を調整する


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上記のヌルを3Dレイヤーに変更する際3Dレイヤーのボタンが見つからずに困ったので、
レイヤーの左下に3つアイコンがあるので、一番左端にあるものを押すと、隠れている項目がずらっと表示されます。
AEはこういった隠しコマンドみたいなのが多いなぁ・・・と個人的に思いました。

使ったエフェクト(名称のみ)

・画面全体:4色グラデーション
・キラキラ: CC Star Burst+グロー

動画を書き出す

私のやりたかったこと:After Effectsで、MP4の書き出し
ググって、ファイル>書き出し>レンダーキューに追加...の手順だと、
形式:MP4ありませんでした。
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MP4書き出し出来たので私が行った手順は以下です。
ファイル>書き出し>Adobe Media Encoder キューに追加...
Adobe Media Encoderが起動します。


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プリセットブラウザで、YoutubeTwitterなど、動画をUPしたい媒体を選択>右上にある再生ボタンを押す

完成したバナー動画

www.youtube.com

個人的にこだわった部分

・キャラの髪の毛フワフワ
・呼吸している動きを前よりも違和感なく作れた点
・中央から画面右側に移動するときに目元が赤く光っているようなエフェクトをつけた
・「鉱石男子ポストカード」テキストが表示した際に出るキラキラエフェクト
・腕の上げ/下げの動作をなるべく自然に見えるように努力

感想

イラスト作成からバナーデザイン、アニメーション作成、動画作成まで一人でやってみて、
大変でした。大変だったけど、ひと段落着いたときの達成感半端なかったです。
初見のAfter Effectsでは、エフェクトの項目が多すぎて思わず
目をそっと閉じたことが何度かありました。それでも成果物70点くらいのものはできたと
自分では思っているので、これからも地道に勉強続けます。

■ 今回のバナー作成にかかった工数( ざっくり ) 【Procreate】キャライラスト(約28h) 【Photoshop】パーツ分け(約1h) ・バナーデザイン(約8h) 【Spine】ボーン+メッシュ+ウェイト調整(約8h)、アニメーション作成(約10h) 【After Effects】カメラ(約12h)、エフェクト(約35h)、書き出し(約4h)